- 2010-12-13 (月) 15:45
- 未分類
最近私は、日本熊森協会の活動もそれなりにベストを尽くしているが、脱原発の運動もいつも気になっている。しかし具体的には、福島のその運動に一生懸命頑張っている友人を訪ね話を聞いたりリラックスをしたりすることが、今できる関わりだと考え、ときどき行っている。
先日も一泊二日というあわただしさではあったが、ぜひ行きたいという友人とともに福島県三春の里山喫茶「きらら」をしている武藤類子さんを訪ねた。
彼女と私は30年来の友人で、私は知らなかったが彼女は私と小学校が一緒だったのでいつも私が母におぶわれて登下校するのを見ていたという。その後彼女は養護学校の教師になり、私は私で養護学校の分離教育反対運動の活動家として、彼女に出会った。彼女のお姉さんが白血病になったことから、あるいはなる前後からか彼女は原発の問題に関心を持つようになり、たぶん私をその講演会に誘ってくれた最初の一人ではなかったかと思う。彼女のお姉さんに対しての献身的な介護と介助のありようは今でも私の中に鮮やかにある。私の妹も私を思ってくれるその愛の深さには脱帽だが、彼女のお姉さんへのそれも本当に深かった。
その中で原発のこと、エネルギーのこと、食べ物のこと、生活の中にある様々な化学物質のこと、それらとどう付き合っていくかの生き方のことを考えて彼女が今の暮らしを始めたのは自然ななりゆきであったと言えるかもしれない。
里山喫茶「きらら」は、電気エネルギーの3分の1が太陽光発電、熱エネルギーは薪ストーブと太陽熱温水器を取り入れている。ソーラークッカーやソーラー懐中電灯など珍しいものもたくさんあって、これから人類がどう生きていったらよいかのモデルを提示してくれている。そしてもうひとつ「きらら」のユニークな点は彼女が50代、パートナーが30代でなんと私と私のパートナー以上に年の差があって、その点が私にとってもまた更に希望に思えている点だ。
例年だとどんぐりカレー(予約が必要だが)がランチとしてメニューにあるのだが今年は山の実りが極端に少ないので、それは山の動物たちに少しでも残しておきたいということで採取もメニューも中止になっていた。営業時間も週4日で金土日月の10時から19時までで、営利中心では全くなくゆっくりとした暮らしをしている。店のあちこちに彼女が伝えたいことが、美しくディスプレイしてあって、大手会社の電力を使わず、自分たちで自然エネルギーを供給してゆっくりと暮らす生き方が、いろいろあるのだなということがよくわかる。
今回訪ねての驚きははちみつが自家製であったことだ。最近ミツバチがいなくなったとかいろいろ聞こえてきているが、なんと彼女のところでは、2リットルのはちみつを彼女のパートナーがしぼって食べていた。他にも別の箱に7リットルぐらい蜜が入っているそうだが蜜を取るとミツバチが即全滅してしまうので、それがかわいそうだということでいま悩んでるということだった。
来年から廃炉プロジェクトが立ち上がり、様々な計画があるという。私も若い人がこういう暮らしに触れられるようツアーを組みたいと思っている。彼女の店の周りには自分たちで作った小屋があって、一泊素泊まり2000円で提供している。すでに行きたいという人は何人か連れて行ったり私なしでも若い人を紹介したりしているが、今後はぜひ持続可能な暮らしに向けて、老いも若きも関係なくどんどん紹介したいと思っているので、関心のある方は私に問い合わせてください。
- Newer: 死刑について
- Older: 「コンゴのどん底から世界№1バンドへ~ベンダビリリの映画最高です~」